先生,質問です。なにを,答えてくれますか?
都市部学校テクノロジー学習センターで,教師がテクノロジーを活用した授業カリキュラムを開発している。子どものやる気を起こさせるのにテクノロジーは格好の手段となる。与えられた課題に対して生徒は,ソフトウェアやインターネットを使って調べる。だが,新しいテクノロジーを取り入れるのが苦手な先生もいる。
すべての知の集積場であるワイヤードは,学ぶ意を持つ者をすべて受け入れる。そして,その者の新たな知を集積していく。学問は学科の数だけに限らず,知識は書籍の数だけではない。猥雑な情報も多いが,人間の中にあるものはすべて知として,ワイヤードに流れ込む。そう考えれば,人間の心が,ワイヤードの鏡に映っている意味がわかる。
幾億の人の知があり,幾億の数式と,幾億のテキストが渦巻いている。すべての人が,自由にすべてを学ぶことができる。習うこともできる。そう,教師から習い,父親から学ぶように,すべてを。自らの意志に沿うままに,その流れの中に飛び込めばいい。決して答えがあるとは云えないが(世界には答えのないことの方が多い),ワイヤードは受け入れ,そして新しい知を与える。
|